忍者ブログ

お絵描きや育児のことなど、自己満足ブログです

カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
いまなんじ?
カウンター
最新コメント
[04/23 アルバロ]
[07/12 アルバロ]
[03/12 らきそ]
[03/12 ケロケロ]
[03/12 あきち]
プロフィール
HN:
冴子
性別:
女性
趣味:
塗り絵
自己紹介:
 家族構成
 夫:D男
 長男:カズナ(2010.12.13生まれ)
 うさぎ:ゴロ(2009.6.4生まれ)
フリーエリア
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
フリーエリア
Script:Ninja Blog 
Design by:タイムカプセル
忍者ブログ [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 陣痛はその強さをどんどん増している。
 それでもまだ自分でトイレに行けたし、ご飯も食べることができた。
 痛みの波のピーク時にDさんに背中をさすってもらうだけですんでいた(5分おきだけど)。

 お昼過ぎ、カイロを背中に貼ると陣痛が和らぐ、と本で読んだことがあるので、かばんの中に入れておいたカイロを背中に貼ってみる。

 しかし、私にとって、これがいけなかった(いや、お産全体からみれば良かったのか?)。

 この頃から、陣痛が激痛に変わったのだ。

 痛いっ、痛いっ、痛いよー!
 痛みに弱い私。
 陣痛の波がピークに達する度に声を出すようになった。

 勉強したことを思い出す。

 全身の力を抜いて、痛みを受け入れる。
 息を細く長く「ふーっ」と吐く。
 息は吐ききる。

 ・・・

 できるかーっ!!

 ・・・できなかった。
 それでも途中までは頑張ったのよ。
 Dさんの服にしがみつき、声を殺して必死でふーって息を吐いた。

 次第に、受け入れられる許容を超えた。
 痛みのピークが来るたびにそれは恐怖となって、私を狂わせた。
 陣痛はすでに1分間隔くらいだった。
 1分おきにその恐怖は来る。

 破水。
 破水をすると痛みはさらに増した。

 「いやーっ!」
 「痛いっ痛い―っ」
 「どうすればいいの!?」
 「あーーっ、っいああぁああーー!」
 
 叫ばずにいられなかった。
 そのたびに助産師さんが私に注意をする。
 「息を吐くことに集中して、息を吐ききって。体の力をぬいて。腰はそらせない、体を丸くして。そうやって力を入れると、赤ちゃんが苦しいのよ?」
 何度も言われた。
 でも、できなかった。

 「息を吐いて、ふーっ、ふーっ、できとるよ、できとるよ!」
 陣痛が激痛に変わってから分娩室に移動するまで、何時間も同じ姿勢で私の背中をさすりながらDさんが呼吸を誘導し、励ましてくれる。
 
 「はああああ、ふうううううううう!ふううううううううっ!」」
 それに応えようとはするけれど、やっぱりピーク時の痛みを受け入れられず叫ぶ私。

 そんなDさんに申し訳なくて、申し訳なくて、同室にいた人たちに対して恥ずかしくて恥ずかしくて、すごい情けない気持ちだった。

 「冴子さん、分娩室に移ってみましょうか?」
 助産師さんが言った。
 「・・・歩けない。」
 そう言うと、助産師さんが首を振った。
 「皆さん、歩くんです。」
 痛みのピークがおさまり、次のピークが来るまでのわずかな時間に、歩いて隣の分娩室に移動した。

 移ってから数回のピークをむかえた後、Drが来た。
 そして助産師さんが言った。
 「次がきたら、息を吐きながらいきんでみて」
 言われている意味を理解しきれなかったけど、お通じするときみたいに力を入れればいいんだよね?と思い、次の波が来た時、やってみた。

 当然そんな簡単に赤ちゃんは出てこない。
 波が来るたびにいきんだ。
 何度もいきんだ。
 汚いけど、その途中お通じも出たと思う。

 そんなことをしているうちに、スタッフの数が増えてあわただしくなってきた。
 出産が近いのだと思った。
 (もうすぐだ、もうすぐだ、苦しいよ、つらいよ、カズナ、早く出てきて、早く出てこい!!)
 「髪の毛が見えてるよ」
 助産師さんが言った。
 じゃあもう少しね?もう少しね?
 
 それから数回いきみを繰り返した後、助産師さんが言った。
 「次で出てくるかな。」
 本当?

 でも、次では出てこなかった。
 次の次の次くらいになった。

 「産まれたよ!」

  

 へっ?
 次の瞬間、「おぎゃー、おぎゃー」と元気な産声が聞こえた。
 見ると、メガネをはずしてぼやけた私の視界に、カズナがいた。
 出てきた感覚はなかった。
 
 (サルだ・・・。)

 それから、産まれたての赤ちゃんって、もっとどろどろして汚いんだろうなって思ってたけど、無臭だし全然きれいだって思った。

 愛おしいとか、感動したとかはなかった。
 正直、やっと痛みの元凶が出た、そう思った。

 そんな私へ罰が下った。
 卵膜(赤ちゃんや羊水を包んでいた膜)が全部出きらなかったと言い、直後器具を使い、Drが私のお腹の中をさぐり始めたのだ。
 また激痛が走る。
 「いやっ、痛い!!」
 再び叫ぶ私。

 一連の処置が終わり、ぐったりした私のもとにカズナが連れてこられた。
 手をのばしてカズナの手に触れると、カズナはギュッと私の指を握った(そういう反射行動ってだけなんだけどね)。
 
 お前、無事に産まれてきたんだねぇ。
 やっとほっとすることができた。
 
 その後、初乳を吸わせてください、と助産師さんに頼むと、助産師さんはカズナを私の上に乗せ、初乳を吸わせてくれた。



 そうして
 
 12月13日、午後4時29分
 3190gの男児を出産しました。
 出血量が1000ml近くありましたが、点滴の量を増やされただけで、輸血まではされませんでした。
 

PR

 12月12日、出産予定日、これまで出産の兆候は少量のおしるしだけ。
 その日の朝から私のテンションは最低で「今日もきっと何も起こらないんだ・・・」と1人ひねくれ落ち込み、午前中は布団の中にずっといた。

 午後、見かねたDさんが以前より私が希望していたお蕎麦を食べに行こう、と連れて行ってくれた。
 車から降りて、お店に向かう途中、腹部にぎゅうっと締め付けられるような痛みが起きた。
 痛くて歩みが止まった。痛みは間もなくしておさまった。
 「陣痛?」
 私はその痛みに期待を抱いた。
 しかし、その後第2波を待つも起きない。
 「前駆陣痛か・・・。」
 がっかりした。

 帰宅後、おしるしの量が増えていた。
 近づいてはいるの?

 その夜、Dさんはバイト。
 私になにも起こりそうになかったので、通常通りに出かけた。
 翌12月13日午前1時をまわる。
 昨日起きたぎゅうっとした痛みがまた起きた。
 そしてまもなくおさまるも、30分ほどしてまた起きる。
 2時を過ぎるとその痛みは10分間隔で起きるようになった。
 「陣痛だ!」
 すぐに確信できた。

 バイト中のDさんにメールで陣痛が起きたことを伝えると、Dさんは他の人にバイトを変わってもらい、帰ってきた。
 
 朝方には陣痛は5分おきになった。
 初産婦は陣痛が5分おきになったらTELするように言われていたため、病院にTELする。
 すると「お来しください」と。

 朝6時30分入院。
 分娩着に着替え、陣痛室で過ごす。
 陣痛室には、私以外にもお産をむかえている人がいた。
 この頃には5分おきに来る痛みのピークがかなり辛くなっていた。
 
 続きます(すみません、時間がとれないです:泣)


 以下、非公開コメントのお返事



本日、カミさんが無事出産を終えました

事の詳細は彼女が退院してから書くでしょうから、省くとして

私からは

妊娠中、気落ちしていた彼女に、励ましやアドバイスを下さった方々

心より感謝致しております


段々と不安になる中で言葉をかけていただけるのは、どれ程心強かったでしょう

本当に有難うございました



※尚、この記事に関してのコメントには

本人が退院したら返信させていただきますので、ご了承下さいませ

                                              
                                              D男

 何も起こらない(泣)

 お腹はパンパン。
 カズナの胎動が痛い。

 そういや、筋腫の痛みは先週からないなあ、それは嬉しい。

 今日は全国的に大荒れの天気だったんですってね。
 気圧が低い時にお産が多いって言うから、ちょっときたいしたのに・・・、くすん。


 ※私信 あきちさん
 メールのお返事ありがとうございました^^
 さっそくDさんに言ってみたところ、「いいね」とノリノリのお返事でした。
 是非そのテーマで立ち上げてください!
 確実にメンバーは1人います(笑)。
 私もできたら参加したいです!!

 私の妊娠前の平熱は35℃前半でした。

 理由はいくつか思い当たる。
 ビールを毎日飲んでた(ビールは体温を下げる)。
 お風呂が好きでなくて、ほとんどシャワーのみ。
 仕事以外ではあまり体を動かさない。
 など。

 妊娠が発覚してからビールは飲んでないし、最近お風呂も好んで入る。
 
 何だか指先とかぽかぽかしてるから、ひょっとしたら平熱上がったのかな?と思って、測ってみました。

 結果。

 35.3℃。

 ・・・なんら変わっていません。

 そんなもんなのね。

 でも、そんな私は冷え症というものになったことがありません。
 むしろ暑がりです(だからお風呂に入らない)。
 
 低体温だと免疫力も低いとされているけど、風邪とかもあんまひかない。
 確かにやせにくいのはあるから、代謝は悪いのかな?

 単純に、ビールやめれば体温上がると思ってました。
 でももう8ヶ月近くやめてみても変化は全くなし。

 もし体質改善しようと思ったら、きっと大変なんだろうな。

 
 何か今日は気分がイライラしがちで、やさぐれ気味でした。
 「もう体重管理なんてやめてやる、ビールも飲んでやる!」
 みたいな。

 あともう少しの我慢。
 ・・・その「もう少し」が何だか長く感じます。
 陣痛、本当に、ちゃんと来るんだよね?

 低体温だと妊娠しにくいんですって。
 陣痛も起きにくい、とかあるんかな、ないよね?