3月11日、午前10時50分頃、冴子は車を運転しながら1人焦っていた。
コバソとの約束は11時だというのに、待ち合わせ時間に間に合いそうにないからである。
この日、冴子は運が悪かった。
長野市中心部に入ったあたりから信号という信号にことごとく捕まっていた。
冴子の家から長野駅までは車で約40分、そう思って45分前にうちを出たというのに。
10時55分、コバソからメールが入った。
「もう着いてますよー」
コバソは約束を守り、遅刻をしなかった。
それもそのはずである。
冴子は前日、コバソにクギをさしておいた。
「遅刻厳禁。 遅れたら洗い物やらす。」
しかしなんてことだろう、今こうして遅刻しようとしているのは私ではないか・・・。
冴子は絶望感に打ちひしがれた。
冴子は次の信号に捕まると、携帯を持ち、コバソに電話をした。
コバソは着信に気が付かないのか、なかなか出ない。
数回のコール後、コバソは出た。
冴子は屈辱感に耐えながら、早口で言った。
「ごめんなさい!5分ほど遅れます!」
「え?」
『は?』にも近いコバソの反応。
「・・・いいっすよ、別に^^」
そうは言ったが、実際彼は納得していなかっただろう。
電話を切った後も冴子の車は信号に捕まり続けた。
そして、5分遅れると言った冴子がコバソの目の前に現れたのは、それから11分後のことだった。
長野駅の地下駐車場に車を止めると、冴子は待ち合わせ場所の改札前まで走った。
コバソは冴子が走ってくる方向とは逆の方向と、携帯を交互に見ていた。
走ってくる人の気配に気が付き、コバソは冴子に気が付いた。
1年ぶりの再会だというのに、冴子の第一声は
「すみませんでした!!」
だった。
1年ぶりに会ったコバソは少し背が伸びている、冴子は思った。
以上、再開までを小説ちっくに書いてみました^^
以下、続きます。
Dさんはこの日、朝の7時までバイトだったんだーね。
その後少しでも寝てもらおうと思って、むかえには私1人で行ったのだ。
そいで12時頃、私とコバちんは我が家に到着。
Dさんはもう起きていた。
私はちぇって思った。
何故なら、寝ているDさんの横に、そっとコバ子を仕込んでおくといういたずらをしたかったから。
うわん、そんなどっきりやりたかったのに><
コバちんは、ドラ焼きとか、あとDさんに古本屋で見つけたDさんが好きなイラストレーターさんの画集を2冊(だったと思った)お土産に持ってきてくれた。
今思えば、ねえコバちん、私には?
そしてそろった一同はそば打ち体験へ。
コバちんって、いつも骨太な絵を描くじゃない?
だからそばもきっと大胆に荒っぽく打つのだろう、と思っていたら、あら以外、とっても丁寧で繊細。
絵柄と人柄は違うもんなんだなーって思った。
普段料理をするDさんは若干荒っぽかったけど、1番手際が良かった。
1番お下手だったのはひょっとしたら私だったーね^^:
ストⅣが1段落ついたところで休憩。
2人はゲオとスーパーへ。
私は1人残ってブログの更新。
夕飯はね、低予算で済ませたかったので、外食はしなかった。
朝のうちに私が唯一できる料理、グラタン(カレーは料理とは言わないらしい)を、後は焼くだけにしておいたので、あと軽く1品作っておしまい。
時間は経ち翌朝、Dさんとコバちんはこたつで力尽きていました。
コバちんが最後に起き(やっぱり)、今日は京都の自宅、もしくは名古屋の友人のところまで行く、と言うのでストⅣもほどほどに、長野駅まで送っていくことにした。
途中、車の中でコバちんの仕事の悩みとかのお話をした。
皆、いろいろ悩みを抱えて生きてんだね。
そういえば、前会ったコバちんは、まだ少年ぽさが残る爽やか青年だったけど、1年経った彼は、中身は変わってなかったけど、髪はやや長めで、少年ぽさはなくなって大人の男性になっていた。
(うちら2人は変わってないって言ってたけどほんとかしら)
なんかさー、ずっとずっと楽しみにしてたのにさ、終わってしまえばあっという間だねえ。
なーんかさみしくて、コバ子、ひょっとしたら特急に乗り遅れるかもしれないからって、特急の発車する時間まで長野駅にいたよ。
コバちん、京都の自宅なり名古屋の友人宅なり着いたら一報よこせって言っておいたのに、23時近くになって「そういえば友人宅に着いてました」、だと?
て、てめぇ・・・。
とりあえず、まったねー^^/
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