我が家の飼いウサギ、シャンが今朝死にました。今月の下旬が7歳の誕生日でした。
おとついまで元気でした。
インターネットのケーブルを噛んで同居人のパソコンをネットにつなげなくしたりなんかして・・・。
昨日から急にエサを食べなくなり、次第に水も飲まなくなり、早朝からはみるみる間に衰弱していきました。
心配になって午前5時半、ネットでシャンに何が起きているのか調べました。
「あなたがウサギにできること」、シャンに何かあったときのためにブックマークしていたこちらのサイトを見ました。
そこで初めて知りました。
(私はシャンはまだ5年くらい生きると思っていたので、しっかりそこのサイトを見た事はなかったのです)
ウサギは、体がどんなに不調になっても、ごはんは頑張って食べるのだそうです。
つまり、食べなくなるというのはもうそれだけで重大だということです。
次にウサギも診れる動物病院を探しました。
犬猫は診れても、小動物を診れない動物病院が多いのです。
以外にも、うちから歩いて5分程というご近所にウサギも診れる動物病院はありました。
診療は午前9時から。
まだ3時間以上もある・・・。
でも待つしか仕方がありません。
その間にシャンはついに立てなくなり、立とうとしてがくがく倒れこむまでになっていました。
9時5分前に病院に行きましたが、すでに行列ができていて、4・50分待つことになりました。
その間にもシャンは衰弱していて、私と同居人が交互にちゃんと息をしているかを確認するためにケースの穴からのぞきこみました。
名前が呼ばれ、診察室に行くと、獣医さんは「危険な状態ですね」と言いながら聴診器をシャンのおなかにあてました。
その後言いました。
「心臓は動いていますが、体が冷たい。」
小動物が人間より温かくできていることなどを説明しました。
「ウサギはギリギリな状態になるまで頑張ってご飯を食べるんです。」
そしてサイトに書いてあったことと同じ事を言いました。
「今私達にできることといえば、ステロイドの注射を打ってあげることくらいです。」
「・・・注射を打つと、どうなりますか?」
私は聞きました。
「心臓が頑張って動こうとします。」
でも心臓が一時的に頑張って動いたところで、もうエサも食べる事はできないのです。
私は延命行為だと思いました。
「いいです、このまま自然なままで・・・」
私は断りました。
その後、獣医さんはもう家に帰るまでもたないかもしれません。と言った。
帰ったら、できるだけ温かいところに寝かせてあげるようにとアドバイスをしてくれました。
診察が終わると、私は先に同居人にシャンを連れて帰るように言いました。
清算を終えて私が自宅へ帰ると、シャンはもう息をしていませんでした。
私達はその後すぐ霊園を探し、連れて行き、火葬してもらいました。
シャンは今小さな瀬戸物の骨壷の中に入って、我が家にいます。
私達はいずれ愛知に帰るつもりなので、その霊園に埋葬するのはやめて、連れて帰ることにしたのです。
同居人と、小さな仏壇を買う話をしています。
たかがウサギなんだけど、7年近く、私の一番身近にいてくれた家族だったから。
悲しかったけど、唯一のなぐさめは、獣医さんにも、霊園の人にも「長く生きたね」と言ってもらえたこと。
ウサギに対する医療が未発達なため、7年も生きれば上等なのだそうです。
人間に置き換えてみたら60歳くらいと推定されるそうです。
なのでもちろんそれよりも長く生きる子もいます。
私みたいなズボラ人間のもとで、よく今まで病気ひとつしないで生きてくれたよ。
誰にも看取られずにこっそり死んでくれなくて、ほんと、感謝してる。
おやすみ、シャンちゃん、今までありがと。
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