その後どしたの？
大嫌いな患者は退院しました。
お会いするはずだった方とは、その日近くまで（愛知県）行ったのですが、その後つれあいとケンカ勃発（気持ちに余裕が無かった私が彼の某行動にキレた）。
そのままつれあいとも会うことなく特急に乗り込み、滞在時間一時間そこそこに長野に戻ってしまったのでありました
つまりはドタキャンして会わずじまいなのです。
長野駅に着いた私、乗り換えの電車の出発時間までまだ1時間近くあります。
「ああ、やっちゃったよ、これで終わりだな・・・」
そんなことを特急の中でずっと考えてた。
電車を待とうにも、怒りやら悲しさやらでどうにも気持ちがおさまらず、じっとなんてしてられない。
そして私がとった行動は・・・。
駅前の美容院に駆け込んで、衝動的に髪を切りました。
「今日はどうしますか？」
そう言われ、迷わず答えた。
「ショートにしてください、短く。」
驚く美容師のおばちゃん。
「いいの？」
「はい、お願いします」
にっこり笑って返事をする私。
そしてカット開始。
おばちゃんは豪快にざっくざっく切る。
「私、切るの超好き、こんな長いの切るなんて久しぶりよ。」
喜々として切ってくれた。
遠慮なしに耳元でざっくざっく聞こえるハサミの音が心地よかった。
髪が切り終わり、鏡を見て私は思った。
「サル」
もともと少年顔の私、張り切って着てきた白いワンピースがまったくもって似合わなくなっていた。
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