夜勤の看護師から申し送りを聞いた。
「トキタさん、窓に身を乗り出して放尿してたんです。」
聞いた瞬間頭がクラッときた。
何故トイレに行かん!いや、トイレに行かないまでもベッドサイドにポータブルトイレが置いてあるだろ!?
うちの病棟は3階にある。
窓に身を乗り出しただ?
下手したら転落して死亡、だ。
たまたま巡視中に発見できたからよかったものの・・・。
朝、急きょ主任が施設課に連絡をしてくれ、トキタ君のいる病室のドアは全開できないようにはしてもらった。
そのおかげで窓からの転落事故は免れそうだ。
しかし!!
もう、頭のおかしい彼には何でもありなのだ。
正直彼と接していると頭がおかしくなりそうになる。
どんな行動に出るか想像がつかない。
日勤中に夜勤であったそのことを主治医に報告した。
そしたら主治医大爆笑。
「俺、こんな腹から笑ったのひさしぶりだ!」
大喜びである。
ちゃうねん!どうにかしてほしいねん!!
精神科の閉鎖病棟に移してくれるとか!
もう内科的な治療は終了している。
あとは受け入れ先を探すのみなのである。
でも現実は厳しい。
そんな簡単に受け入れ先は見つからないのだよ・・・。
わーん、今日これからの深夜勤は私よ!!
いーやーだー!!
肝臓がやられてるから薬の効きも良くなくて、睡眠薬役に立たないのよ><
っえーん!!!