ハリセンボンの箕輪はるかさんが肺結核だそうですね。
「あまりに似合いすぎている」という周囲の言葉に共感しつつも、私は彼女が好きなので、ちょっとショックだった。
※いらない記述だと思うけど、私はお笑いに興味は薄いし、嫌いな芸人もいる。
可哀想だよなあ・・・。
なんでよりによって結核なんだろう。
以下で私の観点から肺結核についてお話しようと思います。
教科書みたく小難しくはしないつもりさ、いつもどおり私情100%でお送りします。
肺結核っていうのは肺に結核菌が感染した病気。
感染経路は空気感染。
その昔は「不治の病」なんて恐れられていたりした。
症状は発熱、咳(せき)、痰、易(い)疲労感(疲れやすい)、食欲不振、寝汗などで、つまりは風邪と変わらない。
ところがこれらの症状が2週間とか、長く続いちゃったりしたらこの病気になっていることが疑わしくなる。
ほっといたらもちろんもっと危険な症状(肺から出血して血の混じった痰が出てきたり)になるし、死んじゃうかもしれない。
BCGって聞いた事があるでしょ?
これが結核のワクチンで、大概の人は子供の頃予防接種を受けてるはず。
それに結核菌は体の中での潜伏期間が長いらしいし、結核菌を体内にもってたとしても体が頑丈でいたら発症しない場合も多いんだそうだ。
箕輪さんは疲れとかで抵抗力が落ちてたんだろうね。
結核菌ってのは色々と特有でやっかいな菌で、今の時代あんまなくなったけど、完全撲滅は困難なんだと。
私が何でこの病気にかかって可哀想だと思ったかといえば、肺結核患者は、法律で隔離が決められているからさ。
私の勤務する病棟にも今丁度1人結核疑いの患者さんがいる。
でももし結核と診断されれば、他の病院に移されることになっている。
うちの病院はいわゆる結核部屋ってのがないので、完全隔離ができないんだな。
例えばその部屋のドア開けたら、部屋から菌が出ちゃうじゃん?
本当の隔離部屋は完璧に空調管理とかもされるのだ。
でも疑いの段階でももうほとんど隔離状態よ。
部屋から一歩も出ないようにしてもらっているし、私達看護師の中でも限られたスタッフしか接しないようにしてるし。
その部屋に入るときには特別なマスクをはめなきゃいけないし。
このマスクってのが嫌い!
高気密でつけているこっちが呼吸困難になる。
一応呼吸はできるけど、3分はめてるのがやっとって代物。
と、いうわけで、この病気にかかった患者さんは悪い事したわけでもないのに、とっても孤独な生活を強いられるのだ。
ハリセンボンの相方も面会してないらしい。
(忙しいせいもあるんだろうけど)
そんな生活してる方が精神的に弱って抵抗力も落ちてしまうってもんだ。
周りの人とか、ファンの人とか、いっぱい励ましてあげてほしいな。
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