(トキタ1・2については12月3日・4日をご覧ください)
トキタの主治医が私に言った。
「あの人、もうすぐ死ぬよ。」
私は特に驚きはしなかった。
うすうす気が付いていた。
見た目は行動活発で、おバカ発言元気に連発しているトキタだったけど、昇圧剤をどんだけ使っても血圧が下げ止まらないし、食事を摂らなくなり、吐くようになっていたし、黄疸は少しずつ増しているし。
肝不全。
トキタの肝臓が完全にやられてしまった。
昨日、家族にも主治医から現在の病状、今後についての話がされた。
早ければ今週中だろう。
トキタは私にとって久しぶりに愛する受け持ち患者だったから、忙しい中でも他の患者より多くの時間を持つようにしていた。
それだけに、思い出なんてーのもけっこうあったりする。
今度時間があるときにそんなトキタとのエピソードを書きたいなんて思っている。
最近はバカみたいにとんでもなく忙しく、仕事のあった日はぐったりしている。
きっと神様が残業代で稼ぎな、と忙しくしてくれているに違いない・・・。
そうでも思わないと、壊れそうである。
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