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お絵描きや育児のことなど、自己満足ブログです

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 夜勤が続くとやっぱりつらいわ・・・。
 こんばんは、夜勤明け、寝起きの冴子です。

 今若くして最期をむかえようとしている患者さんがいます。
 その人は自分の寿命があと少しなのをわかっています。
 ギリギリまで入院するのを拒んでいたと聞きます。

 今だって、叶うことならおうちに帰りたいと思っていることでしょう。
 でも食事を摂ることがことができず点滴をうけており、出血を繰り返しているので適宜輸血をしている現状なので、帰るのは困難です。

 ある後輩とその患者さんの話をしていたときに、その後輩が自分のおじいさんの話をしてくれました。
 もう10年ほど前の話だそうですが。

 彼女のおじいさんは病気のため消化管から多量出血をしてしまい、集中治療室に緊急入院をすることになりました。
 肝硬変の終末期だったそうです。
 でもおじいさんは入院などしたくなくて、帰りたくて、その気持ちが強くて頭がおかしくなってしまいます。
 たとえば輸血中に輸血のルート(管)を抜いてしまったりしたそうです。
 そんな様子を見かねた後輩のお母さんが、おじいさんにこう言ったそうです。

 「じゃ、帰ろっか。」

 そうしておじいさんは退院することになりました。
 後輩のお母さんも看護師さんで、主治医を説得したのだそうです。
 
 退院してからおじいさんは正気を取り戻します。

 それから、おじいさんは1週間程して亡くなったそうです。

 そのまま病院に入院していたら、輸血や薬剤投与などの治療を受け、もっと長く生きられたでしょう。
 でも後輩のお母さんはおじいさんの「帰りたい」気持ちを優先させました。

 その話を聞いた時、「お母さん素敵!!」って感動しちゃった。
 いくら看護師だからって、なかなかできることじゃないと思う。
 おじいさんは大好きなおうちで最期をむかえられて幸せだっただろうな。

 どうせあのまま入院を継続してたって、頭おかしいまま延命治療されて、病院で最期をむかえただろう。

 今は介護サービスとか充実してるから、介護ベッドだって借りられるし、訪問看護で点滴だって受けられるし(医師の指示が必要だけど)、麻薬で疼痛コントロールができるし、在宅酸素ってのだってあるから、その気になればガンの末期患者さんだっておうちでみられる。

 もし私が終末期の病人だったら、やっぱりおうちで最期をむかえたいって考えると思う。
 だって病院にはゴロは面会に来れないし、お酒だって飲めないものね。
 介護する方は大変だけど・・・。

 将来、おしゅうとさんとか、もし終末期になって「家に帰りたい」なんて言ってたら、私は連れて帰られるかな?
 連れて帰られるような人になりたいな。

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